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ハンドメイド作品の品質表記について
販売しているのに、「素人」?
ハンドメイドマーケットなどの説明文に
「ノークレーム、ノーリターンでお願いします」
「素人のハンドメイドのため市販品のような完璧な仕上がりになりません」
「素人の作品であることを納得の上でご購入ください」
と書いている作家さんがいます。
「ハンドメイドの味が理解されなくてクレームになったら恐い」という気持ちから書いているのだと思いますが、販売している時点でこのようなことを書くようなら販売はやめましょう。
素人とは「その事に経験が浅く、未熟な人」という意味です。
販売をしているのに、自分のことを「素人」と書いてしまう作家さんから、お金を出して作品を買いたいと思いますか?
素人とプロのちがいとは?
「ハンドメイド販売 = バザーの延長」というイメージがあるからなのかもしれませんが、
「ハンドメイド = 素人」ではありません。
市販で売っている商品も人の手で作られているものは多いです。
布小物も縫製工場で人が縫っていますし、アクセサリーなども人が加工しています。
市販品をよく観察すると、糊が少しはみ出していたり「人の手で作られている」ことがわかります。
では素人とプロのちがいとは何でしょうか?
ハンドメイドのプロになるために大切な3つのこと
一つには検品ではないでしょうか。
「きちんとお客様に届けるクオリティになっているのか?」
「自分のブランドに恥じない仕上がりになっている?」
「この作品を見て、ファンの人はがっかりしないか?」
など、厳しい目で検品することがプロへの第一歩だと思います。
二つめは覚悟です。
お金をいただいて販売をするには覚悟は必要です。
お友達にプレゼントするのとはちがうのです。
不良品を届けてしまったら交換やフォローが必要ですし、購入前に質問が来ることもあります。
作品作りからショップの運営まで、責任を持って対応していくのがプロです。
そして三つめに、販売を始めた時点でプロです。
趣味の延長で始まったとしても、お金をいただいた時点でプロです。
もっと言うと、作品を作って販売活動を始めた時点でプロとしての自覚をもちましょう。
丁寧に作品を作り、自分の作品に自信を持ち、お客様へ堂々と発表していきましょう!
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