ハンドメイド販売する方法とコツ!

ハンドメイド作家NICOが実践したことまとめ

  
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ハンドメイド販売用ミシンの選び方

ハンドメイドで布小物や洋服を作っていくにはミシン選びが重要になります。

これからハンドメイド作品を販売したいけど、どんなミシンを選んだら良いの?

今持っているミシンでは物足りなくなってきたけど、ミシンを変えた方が作業効率が良くなるのかな?

など、状況によって向いているミシンは変わってきます。

ミシンを買うお店の選び方と、今のあなたの状況別におすすめのミシンについて書いていきます。

ミシンはどこで買えば良い?

ズバリ!おすすめは「インターネットで買う」です。

街のミシン屋さんでは扱っていない機種も購入できますし、なにより同じ機種でも安く購入できます。

またミシンを買うときに、一番心配なのが「壊れたときに修理をたのめるか?」ということ。

今は街のミシン屋さんも減ってきて、直接ミシン屋さんに修理してもらえる機会は減っています。

また実際にミシンメーカーの代理店で購入しても、修理はメーカーに送ることが多いです。

インターネットで買う場合でも、「ミシン販売専門店」などアフターケアが充実しているミシン屋さんがあります。

「ミシン販売専門店」にはメーカーの保証期間を5年に無料延長してくれるサービスや、ミシン購入後のアフターケアもあり、修理の技術者もいます。

宅配サービスが充実した現在では、インターネットでミシンを買うデメリットはほとんどありません^^

あるとすれば実際にミシンを見られないことですが、実店舗で下見することもできます。

ハンドメイド初心者におすすめのミシン

まだミシンを持っていないor簡易ミシンしか持っていないハンドメイド初心者におすすめのミシンは、自動糸調子がついたミシンです!

ミシンには上糸と下糸(ボビン)があります。

上糸と下糸の強弱のバランスがそろうことで、きれいな縫い目になります。このバランスを整えることを「糸調子」といいます。

「一番安い入門用のミシン」は、自動糸調子がついていません。

ミシン初心者こそ良い道具を使った方が良い!

私も最初は母の古いミシンを使っていて、糸調子を手動で調節することに手間取ってしまい「ミシンてなんて難しいんだ!」と絶望していました。(泣)

でも自動糸調子のついたミシンに変えたら、縫う前の準備にまったく手間取らなくなって、縫うことに集中できました。

そのとき、『初心者こそ良い道具を使った方が良い』と実感したんです。

自動糸調子と自動糸切りでスイスイ縫える!

それに自動糸調子のついている機種には自動糸切りがついていることが多いです。

自動糸切りがついていると、いちいちミシンから布を引っぱり出して糸を切る必要がないので、ハンドメイドで沢山作品をつくっていくと効率が全然違ってきます。

糸の節約にもなりますね!

フットペダルも忘れずに

フットペダルがオプショになっている場合は、必ず一緒に買った方が良いです。
フットペダルを使うと、両手で布を持つことができるので、初心者でも安定して縫うことができます。

予算について

自動糸調子と自動糸切りがついた機種はだいたい40,000円前後です。

フットペダルなどのオプションも含めて50,000円ほどみておきましょう。

おすすめ機種

家庭用ミシンは職業用ミシンほど押さえが選べないので、最初からオプションが豊富で購入しやすいメーカーを選ぶと良いです。

Brotherとジャノメは家庭用ミシンのシェアが広く、特殊な押さえなどオプションが豊富です。

Brotherのおすすめ家庭用ミシン

補助テーブルとフットペダルは販売店によってはオプションの場合があります。

ジャノメのおすすめ家庭用ミシン

補助テーブルとフットペダルは販売店によってはオプションの場合があります。

ハンドメイドの洋服を売りたい人におすすめのミシン

趣味で洋服をつくるなら家庭用ミシン1台で十分ですが、販売を考えているならロックミシンを用意しましょう。

ロックミシンは縫い代の始末が早くきれいにできるので、作品のクオリティが高くなります。

またロックミシンがあるとニット地の縫製とかがりが一度にできるので、カットソーなどが作れます。

ロックミシンは2本針4本糸&差動ありを選ぶ

ロックミシンには主に3タイプの種類があります。

  • 1本針2本糸
  • 2本針3本糸
  • 2本針4本糸

縫い代をかがるだけなら、1本針2本糸または2本針3本糸で足りますが、2本針4本糸が1台あれば3種類のロックミシンの機能をすべて使えます。

2本針4本糸ロックミシンでできること

2本針4本糸ロックミシンだとできることが広がります。

  • 縫い代をかがる
  • 本縫い&縫い代をかがる
  • 縁をロックでかがる(巻きロック)

差動機能でできること

差動機能つきのものだと、伸びやすい生地もデローンとならずに縫えます。

差動はギャザーを寄せることもできるので、フリルなどを簡単に縫えるようになります。

ロックミシン予算について

ロックミシンは自動糸通し/自動下糸通し/自動糸調子がついているかいないかで価格の開きが大きいです。

32,000円〜200,000円

予算別おすすめロックミシン機種

ロックミシン4本糸を通す複雑なミシンなので、ロックミシンこそ『初心者こそ良い道具を使った方が良い』と思います。

ただ機能が完璧にそろったミシンは高額なので、予算とミシンの熟練度で選ぶと良いでしょう。

とにかく安くロックミシンが欲しい

糸通しと糸調子を手動で調節する必要がありますが、2本針4本糸で差動がついているミシンでは最も安価な機種です。

すべて手動なので慣れるまで大変だということは覚悟しておいた方が良いです。

10万円以下で自動糸通し&自動下糸通しがついたロックミシン

自動糸通し/自動下糸通し/差動がついています。
糸調子だけは手動で行う必要がありますが、すぐに縫い始められる機能は揃っています。

予算は問わず!使いやすいロックミシンが良い

ロックミシンの信頼が厚いベビーロックは、価格は高価ですが使いやすさに定評があります。
自動糸通し/自動下糸通し/自動糸調子差動がついています。

またベビーロック独自の技術で巻きロックにウェーブをつける「ウェーブロック」ができます。

実売価格が公表されてない場合や、定価が表示されていて交渉後に値引きになる場合もあります。一度ミシン屋さんに価格を問い合わせると良いでしょう。

カバーステッチミシンでカットソーを極める!

ロックミシンでは裾の処理は2つの方法があります。

  1. ロックでかかる→家庭用ミシンまたは職業用ミシンで本縫いする
  2. ロックミシンで裾引きする。(表から縫い目が見えないまつり縫い風)

カバーステッチミシンは市販のカットソーなどで見かける、裾や袖を2本糸で縫ってかがることができます。

ロックミシンで裾を始末するよりも、伸縮性に富んだ縫い目になるのが特徴です。

なかにはチェーンステッチという伸縮する本縫いができる機種があります。

カットソーを販売するなら、検討をおすすめします。

カバーステッチミシンの予算について

予算は50,000円〜100,000円

おすすめカバーステッチミシン機種

カバーステッチはロックミシンとの複合ミシンもありますが、切り替えが大変なので置くスペースに問題がなければ単体のミシンの方が良いです。

カバーステッチはベビーロックかジャノメが定番です。
ロックミシンほど糸かけが難しくないので、ジャノメのトルネィオが手頃な価格でおすすめです。

ハンドメイド中級者におすすめのミシン

家庭用ミシンを使っていると、だんだん次のような問題が気になり始めます。

  • 馬力がでない(厚地が縫えない)
  • 縫うスピードをもっと早くしたい
  • 押さえやバインダーの種類を増やしたい
  • 沢山縫うのでミシンへの負担が心配になってきた

これらの悩みを問題を解決するためにおすすめなのが職業用ミシンです。

職業用ミシンは直線専用のミシンなので、ジグザグ縫いや模様を縫うことはできません。
(ボタンホーラーをつけることでボタンホール縫いには対応できます。)

その代わり家庭用よりも安定した縫い目/高速/力強い馬力で縫うことができます。

またメーカー純正以外にも豊富な種類の押さえやバインダーが取り付けられます。縫う効率が格段にアップします。

初心者だけど職業用を買っても良い?

自動糸調子がないので中級者におすすめですが、服飾専門学校では最初から職業用ミシン&ロックミシンを揃えることも多いようです。

家庭用ミシンのボビンはセットが簡単な水平釜が多いのですが、職業用ミシンは垂直釜になっていて、安定した縫い目になりやすく、糸調子も取りやすくなっています。

「後からミシンを買い直したくない」「長く使えるミシンが欲しい」場合は初心者でも購入検討して良いと思います。

職業用ミシンは糸切りとヒザ上げレバー付きを選ぶ

職業用ミシンの機能で特に役立つのが、次の機能です。

  • 自動糸切り
  • 糸切りフットスイッチ(糸切りをフットペダルで操作できます)
  • ヒザ上げレバー(ヒザで操作して押さえを上げることができます)
  • 押え圧調節(布の厚みに合わせて調節すると、きれいに仕上がります)

作品を早く、沢山作っていくのに欠かせない機能ばかりです。

職業用ミシンの針について

職業用ミシンの針は、従来は工業用針(DB×1)が使われていました。
最近は家庭用針(HA×1)が採用された自動糸通し機能がついた機種も販売されています。

工業用針は種類が豊富で強度が強いです。
実店舗では手に入れづらいというデメリットはありますが、インターネット通販では簡単に見つかります。
家庭用針は手に入れやすく、すでに持っている針を流用できますし、自動糸通し機能は魅力的です。

工業針(HL×5)は家庭用ロックミシンに使われる、家庭用針(HA×1)より強度がある針ですがDB×1ほど針の種類はありません。

極端に薄地や厚地を縫う予定があるなら工業用針、あまりこだわりがないなら家庭用針で良いでしょう。

職業用ミシンの予算について

予算は70,000円〜150,000円

おすすめ職業用ミシン機種

家庭用針(HA×1)タイプ

自動糸通しと糸切りフットスイッチが便利です。

  • 自動糸切り
  • 糸切りフットスイッチ
  • 自動糸通し
  • ヒザ上げレバー
  • 押え圧調節
  • フットコントローラ付属
  • 補助テーブル付属
  • 家庭用ミシン針(HA×1)/工業用針(HL×5)
工業用針(DB×1)タイプ

自動糸通しと糸切りフットスイッチはありませんが、基本的な機能がそろっていてます。
工業用針の種類を用途に合わせて変えることで、さらに縫い目にこだわることができます。

  • 自動糸切り
  • ヒザ上げレバー
  • 押え圧調節
  • フットコントローラ付属
  • 補助テーブル付属
  • 工業用針(DB×1)

カバンなど厚地を縫いたい人におすすめの職業用ミシン

工業用ミシンと同じボールベアリング仕様で、最高速度1600針/分というスピードとパワーを持つ職業用ミシンです。

自動糸通しはついていませんが、厚地の生地から、薄地まで幅広く縫うことができます。

帆布やデニムなどの生地でバッグや小物を作りたい人に一押しの機種です。

  • 自動糸切り機能
  • 押え圧調節
  • ヒザ上げレバー(ニーリフター)
  • 糸切りフットスイッチ
  • フットコントローラー付属
  • 補助テーブル付属
  • 工業用針(DB×1)

実売価格が公表されてない場合や、定価が表示されていて交渉後に値引きになる場合もあります。一度ミシン屋さんに価格を問い合わせると良いでしょう。

道具(ミシン)は良いものを選ぶ

仕事の道具は良いものを選んでおくと間違いがないです。
縫う準備がしやすいもの、縫いやすいものを使っていると、制作の楽しみがグッと増えます^^
予算と使いやすさをよく検討して、ぴったりのミシンを手に入れてくハンドメイドを楽しんでくださいね。

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