- top
- >
- 中級編2:仕事として取り組むために
- >
- ハンドメイド作家のスケジュール管理
ハンドメイド作家のスケジュール管理
作品が売れてきて、仕事として意識しはじめたらスケジュール管理についても考えていきましょう。
やみくもに作って売るのではくて、目標を立てて実行できるようになると、展開が広がります。
売上げ目標を決める
まずは目標となる売上げ金額について考えてみましょう。
年間の売上げ目標
年間売上げの目標を決めます。目標を決める時は「不可能ではなく、がんばったら達成できそう」なくらいがおすすめです。
あまりに目標が高すぎると、達成できるイメージがわかずモチベーションが保てなくなります。
ここでは仮に100万円に決めます。
月間の売上げ目標
年間の売上げ目標を12ヶ月分で割った金額です。
100万円を12ヶ月で割ると83,000円になります。
売上げから逆算して制作数を決める
平均作品単価が2,500円だとして、ひと月に83,000円を売り上げるには83,000÷2,500で33個です。
だいたい1日1個制作するペースで達成できそうです。
ただし、毎日作れるわけではないので月に20日制作できるとしたら、1日1.6個作ることになります。
在庫も必要なので、(売り場の3分の2以上商品が並んでいるのが理想とされているため)1.6個×3=4.8、つまり1日5個制作することで達成できそうだと想定します。
制作数からスケジュールを決める
制作時間20分の作品の場合、5個作るには1時間40分かかることになります。制作の準備時間も入れて2時間とします。
最初は副業としてはじめるにても、1日2時間×月20日をスケジュールに組み込むことになります。
このように具体的な目標から逆算して、 1日に制作する数や時間を計算することで具体的な行動目標がわかります。
自分の目標とする金額から計算して、目標を具体的に決めましょう。
目標を達成するためのコツ
同じ作業はできるだけまとめる
時間の短縮は作業時間を増やしたり、人件費の節約になります。
同じ作業はできるだけまとめることで、時間短縮しましょう。
例えば、布小物の場合は布をカットする作業・縫う作業・アイロン作業などをまとめてすると効率が良くなり作業時間が短縮されます。
準備時間を節約する
制作をはじめる前の準備に時間をとられてしまうことがあります。
専用の作業スペースを作ることで、道具を出す手間と時間を節約しましょう。
作業スペースが確保できない場合は、収納を工夫してすぐに取り出せるようにするのも良いと思います。
私はトレイに一式まとめておいて、トレイを机に置いたらすぐに作業をはじめられるようにしています。
写真を撮るスペースも常に設置するようにしたら、準備時間が短縮されました。
それと、材料をあまり増やしすぎないこともポイントです。
材料を増やしすぎると収納スペースもいりますし、何がどこにあったのか把握しづらくなります。
そうなると探す時間が増えて、作業がはかどらなくなってしまうことが分かりました。
必要以上の材料の仕入れを控え、こまめに整理しましょう。
必ず結果を振り返る
決めた目標に対して、必ず振り返る習慣をつけましょう。
作業の振り返りは一週間単位〜半月単位で、目標の制作数が作れているか確認します。
目標数を作れている場合はどれくらい余裕が出ているかメモしておきます。次の月の制作数を増やせるかもしれません。
作れていない場合はその原因を調べましょう。
制作効率が悪いのか・失敗が多いのか・作業時間をとれていないのか、原因を調べたら「どうやったら解決できるのか」も考えてその後の制作で実行していきましょう。
売上げ目標についても同じです。
こちらも1週間〜1ヶ月単位で振り返って、目標を達成しているか、達成していない場合はなにが原因なのか調べましょう。
トライ&エラーをしていくなかで、制作のペースや売れ行きのペースを意識できるようになっていきます。
最初は大変かもしれませんが、「仕事にしていく」という意識を持って目標から行動できるようにしていきましょう。
人気の記事
category中級編2:仕事として取り組むために
スポンサードリンク